閃光のハサウェイ入場特典の劇場版Gレコをいつ観ようか悩んでいる内に視聴期間が終わってしまうのでは、と戦々恐々している今日この頃いかがお過ごしでしょうか。(ちなみに視聴可能期間は2021年8月31日正午までです)
https://dome.b-ch.com/g-reco/
最近色々と工具を買ってはいるもののなかなかプラモの製作時間が捻出出来ず、ちょろっとだけ使った工具が机に散らかってしまっている状態です…。
いざプラモ作るぞ!って時に
ってなった苦い経験があるので、せめてキチンと収納しておかないとと思ってこんなものを買ってみました。
プラモ向上委員会から発売されている「工具箱スペシャル」です。
プラモ向上委員会は「デカーリングQuickトレイ」というデカールを貼る際にめちゃくちゃ便利なツールにお世話になっているので、個人的には絶大な信頼を置いているブランドです(笑)
こちらもいずれ紹介出来ればと思います。
プラモに特化した工具箱!
この商品は「工具箱スペシャル」と銘打っているだけあってただの工具箱とはひと味違います。
モデラー向けのチューンがされている部分を見ていきましょう。
まずはフタ部分。
ここだけ見たら何の変哲もないただのフタです。
しかしここにはあるギミックがあって…
なんと右手前部分がパカッと開きました。
そしてそこには…
模型用接着剤がピッタリ入ります!
すんなり入るかと思ったんですが、結構テンションがかかってキツめに入るので、接着剤が倒れてこぼれてしまうリスクをこれで大きく抑えることができます。
もしこのテンションのキツさが個体差ではなく仕様だとしたら、相当にモデラー目線で考えられてますよね(笑)
さて、次はフタを開けて中を見る…前に蓋の裏側に注目!
これ絶対何かに使うな?ということがありありと伝わる部分が…。
まずは左上の部分。
何かを挟むクリップに見えますね。
そうです。これはサンドペーパークリップなんです。
このように当て木等に貼る用の紙やすりを留めておくのに使えますね。
そしてクリップの下にあるのはやすりホルダーです。
大サイズ2本・小サイズ3本の計5本分やすりを収納出来ます。
やすりに限らず、同じサイズであれば棒状のものは収納出来ます。
今回は微美鬼斬とミネシマのキサゲを収納しています。
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そしてここで活きるのが黒い部分。
これは収納したやすりが飛び出さないようにするための滑り止めなんです。
こういう部分にも細やかな配慮を感じます。
さて、肝心の収納部分にはニッパーなどの道具を入れるのですが、他にも失くしやすいスジ彫りのツールなどを入れました。
これだけ入れたらパンパンになります。
気になった点
ここからは一転して気になった点を何点か挙げていきます。
サンドペーパークリップの必要性
まず感じたのが、サンドペーパークリップについてです。
もちろん紙やすりを頻繁に使う方には良い機能だと思います。
ただ正直個人的にはスポンジやすり派なので、これを使う頻度はそんなに高くないかなと思いました。
スポンジやすりを挟めるかと言えば正直厳しいですし、スペース的にスジ彫りガイドテンプレートのようなものを挟めそうにもないので、本当に細かく切った紙やすり専用なのかなと思いました。
やすりホルダーの使用感
やすりホルダーには金属やすり等を収納できるとご紹介しましたが、この画像をご覧ください。
一番下段に挿しているのは以前当ブログでもご紹介した匠之鑢 雲耀です。
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よーく見てみてください。
若干フタからハミ出してしまっています。
このように、サイズ感がちょっと残念なことになっています。
このやすりはよく使うだけに入らないのは痛い…。
意外とそこまで入らない
最後の気になるポイントは収納量です。
底があまり深くないので、思ったより収納出来ません。
この量を入れてギッチギチで、フタを閉めた時も若干隙間が出てしまいます。
模型は何かと道具が必要になるので、ある程度収納量は欲しいところです。
総評
接着剤専用スペース、やすりホルダー等モデラ―目線で考えられているアイデア商品である一方で、惜しいなあという点も散見されました。
値段が実売価格600円程度ということを考えるとあまり高望みをするのも酷な話ではありますが、個人的には値段がある程度上げっても良いので収納量を増やしたバージョンが出てくれれば理想的だと感じました。
プラモ向上委員会さんは他のメーカーには無い目線を持った商品展開が魅力的なので、今後のラインナップにも期待しております!