今回は金属やすり強化週間はひと休みして一度試してみたかったことにチャレンジしてみました。
今回の主役はこちらです。
タミヤの曲線用マスキングテープです。
テープを曲線に綺麗に曲げられるので、本来はその名の通り塗装する際に曲線に沿ってマスキングする際に使うものです。
しかし、今回はその綺麗に曲がる特性を利用して、スジボリのガイドテープとして使っていきます。
このブログでもはや準レギュラーの立ち位置になりつつあるMGガンダムF91 Ver2.0のパーツを実験台にしていきます。
曲線マスキングテープを使ったスジボリ
まず曲線用マスキングテープを使ってスジボリをしたい部分がこちら▼
新規にパネルラインを作るというよりは、ラインを入れれば別パーツに見えるような部分にスジボリを入れるというイメージです。
余談になるんですが、個人的にはパネルラインのスジボリは慎重派です。
昔はそんなスジボリをよく入れていました。
しかし、だんだん(このスジボリには見た目を格好良くする以外に何の意味があるんだろう)という考えが強くなりました。
そして今では自分の中で納得できる理屈が思い浮かばない限りはあまり入れないようにしています。
あと単純にそういうデザインセンスを持ち合わせていないです(笑)
とはいえ他の方がスジボリを入れるのはあまり気にはなりませんし、デザインセンスがある方も多くいらっしゃるのでうらやましいなあと思います(笑)
さて余談もほどほどに、次のステップでスジボリをしたい場所に曲線用マスキングテープを貼っていきます。
写真だとわかりにくいのですが、微妙に湾曲しています。
一般的なスジボリガイドテープですとこういった状況に対応できないので、ここで強みが発揮されます。
そしてスジボリをしていきます。
まずはニードルで下書きのように線を引いていきます。
曲線なのでいきなりタガネや筋彫りカーバイドでぶっつけ本番になると、線がうまく引けない可能性が高いからです。
あくまでゆっくり、力を抜くことを意識していますが、これがなかなかどうして難しい。
ニードルでしっかり下書きをした後に0.15mmの筋彫りカーバイドでスジボリを行いました。
少々見えにくいですがお判りでしょうか、若干線がヨレています(笑)
これではスジボリが上手くないのがバレてしまいますね。
こればっかりは場数を踏むしか上達の方法が無さそうなのでコツコツと頑張ります(笑)
そのままではいけないので、線を綺麗にしていきます。
ここで使うのは800番の紙やすりです。
それをスジボリのラインに入り込ませてラインの側面を磨いていきます。
ここで早く削ってしまいたいからと横着して400番程度の紙やすりを使ってしまうといたずらにスジボリのラインを広げてしまいます。
じっくり腰を据えて磨いていく感覚で取り組んだ方が良いかなと思います。
そうして磨いた跡がこちら。
だいぶ線のヨレをごまかせた、もとい整えることが出来ました。
最初はこんなので大丈夫かよと思っても案外何とかなりました。
曲線マスキングテープを使ってスジボリする際の注意点
このスジボリをする際の注意点は、使用する曲線マスキングテープはあくまでもスジボリが本来の用途ではないということです。
具体的に言うとスジボリをしている途中にガイドにしているマスキングテープ自体が少しヨレてしまうことがありました。
また粘着力も強力というわけではないので、テープの下にニードルが潜り込んでしまうこともしばしば。
これに関しては私が少し力んでいたということもありますが…。
ただ対策方法はあって、ガイドとなるマスキングテープを重ね貼りすることによってその現象が起きにくくなりました。
ぜひこれからチャレンジされる方は重ね貼りも併せて行ってみてください。
今回のまとめ
②テープを重ね貼りをすればミスを防ぎやすい!
今回使用した商品
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