今回は前回お伝えした通り、瞬間接着剤についてお話していきます!
模型雑誌の作例等で肉抜き穴の穴埋めや造形をいじる際には
いとも簡単にパテが使われることが結構多いですけど、
って思われる方も少なからずいると思います。
私もかつてはその一人でした(笑)
そんな人がパテを使えるまでのワンクッションとしてぜひ瞬間接着剤も使ってみてほしいなと思ったので、今回は模型作成における瞬間接着剤をフィーチャーしてみたいと思います。
瞬間接着剤の使いどころ
瞬間接着剤は上述したような肉抜き穴の穴埋めや、
造形をいじる他にも合わせ目を消す際にも使います。
ただ、穴埋め箇所が大きかったり、造形を大きく変更する際には
パテのほうが向いています。ここは使い分けですね。
▲まさにうってつけな肉抜き穴(SDユニコーン)
ココがポイント
瞬間接着剤でも合わせ目消しや穴埋めが可能ですが、穴埋めのサイズに合わせてパテと使い分けるのが理想的です。
個人的におすすめな瞬間接着剤
瞬間接着剤は基本的に2パターンあり、
高粘度と低粘度に大きく分けることができます。
造形をいじるときや肉抜き穴を埋めるときであればシャバシャバになりにくい高粘度を、合わせ目消しをする場合には流し込みをするために低粘度を使うのが一般的かと思います。
名前こそ「瞬間カラーパテ」とパテなんじゃないかと思われそうですが、普通に色付きの瞬間接着剤と思ってもらって大丈夫です。
プラの成形色に合わせたカラーパテを使えば、仮に合わせ目消しをしても、塗装の必要がなくなるということができたりします。
私が愛用しているのはグレー色で、サフを吹いたような質感になります。
普通にアロンアルファを使っても大丈夫ではあるのですが、色が透明なのでどこをいじったかわからにくいので、個人的には色付きのものをおすすめしています。
ココがポイント
瞬間カラーパテは色付きなので加工場所が一目でわかる!
個人的におすすめな瞬間接着剤の使用方法
瞬間接着剤をただ使うだけでもいいのですが、これがあるとさらに便利!というものを紹介します。
まずは瞬間接着剤の相棒といってもいいこのアイテム
瞬間接着剤硬化スプレー
その名の通り瞬間接着剤の硬化を促進するスプレーです。
シュッと吹けばみるみる内に固まっていくスゴイやつです。
その分臭いもスゴイですが(笑)
模型に割ける時間がなかなか捻出できない方にこそお勧めしたいアイテムです。
そして個人的に激推しなのがこちら↓
ベビーパウダー!
知る人ぞ知る模型(?)アイテムですね。
どう使うかというとこれを瞬間接着剤に混ぜていきます。
▲某お菓子のように混ぜていきましょう
肝心の効果は、結論から言うと「削りやすくなる」ことです。
瞬間接着剤だけだとガッチガチの高密度で削りにくくなるのを、ベビーパウダーを混ぜることにより、密度を下げて削りやすくするという理屈ですね。
この手法を思いついた方はつくづく天才だと思います(笑)
ちなみに上の写真でやっているように、カッターマットの上にガムテープを貼って瞬間接着剤を扱えば、パッと捨てられて汚れも残さないのでおすすめです。
ちなみにその方法を用いて前回更新分の合わせ目消しを行いました。
続きを見る
SDEX×HGCEデスティニーガンダム製作記②(頭部編)
ただ、ベビーパウダーを入れすぎてしまうと柔らかくなりすぎるので、そこにはご注意ください。
ココがおすすめ
瞬間接着剤効果スプレーを使うことによりすぐに加工可能な状態になります。
ベビーパウダーを瞬間接着剤に混ぜることにより、固まった後に削りやすくなります。
まずは瞬間接着剤を使いこなせるようになれば、パテを扱うことにもだんだん抵抗がなくなってくると思うので、初めての一歩だと思ってぜひトライしてみてはいかがでしょうか。