中国の家電メーカーXiaomiのスマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」をご存知でしょうか。
カメラの性能が非常に高く、スマホ機能を持つカメラと言ってもいいほどです。
カメラ性能について
積んでいるセンサーサイズはデジカメ並みの1インチとスマホの中では最大級で、画素数はメインカメラと超広角カメラ、望遠カメラが各5000万画素、超望遠カメラが2億画素となんだかとんでもない数字です。
センサーサイズは簡単に言うと大きければ大きいほど画質が良くなります。現時点で最新機種かつハイエンドのiPhone17Proだと、広角カメラのセンサーサイズは1/1.28インチと比較的大きいものの、Xiaomi 15 Ultraには及びません。
私は元々サッと手元写真を撮る時にiPhone15 Pro Maxを使っていたのですが、どうにもザラザラなノイズが目につくため、Xiaomi 15 Ultraを導入した次第です。
結果から言いますと、導入して大満足でした。Xiaomi 15 Ultraで模型を撮影した人がほとんど見当たらなかったため、同じ趣味を嗜む方のご参考になればと思い、紹介することにしました。
私が購入したのはストレージが1TBのタイプです。クラウドでの保存を活用するなら512GBでも良いかと思います。
実際に撮影してみた
前置きが長くなりましたが、私が所有しているiPhone15 Pro Maxで撮影した写真と比べながら実際に撮った写真を見ていきましょう。(完全な撮って出しではなくトリミングをしております)
ライトはビデオライトを1台、LED電球が1個、小型のパネルを1台の環境です。(本当はもっと光量が欲しいんですが、話がそれてしまうのでこの辺で...)
まずは当サイトに出すタイミングを完全に逸した「RGソードインパルスガンダムSpecⅡ」を撮影した写真からどうぞ。


Xiaomi 15 Ultraは本当にスマホか?と言いたくなるくらいしっかりとディテールを拾っています。驚きの解像感で思わず自分の目を疑いました。
一方、iPhone15 Pro Maxはなぜかザラザラな質感に。照明で明るくしても自動補正で勝手に暗くされるのも非常に厄介な要素です。その対策で露出を上げてもただ白飛びするだけだったため意味を成しませんでした。iPhoneでこんなダメダメな写真しか撮れない人間でもこんなに綺麗な写真を撮れるという意味でもXiaomi 15 Ultraはすごい。
次はマクロ撮影の写真です。


Xiaomi 15 Ultraにはスーパーマクロ機能があり、iPhone15 Pro Maxにもマクロ撮影モードがあります。
前者は被写体とカメラの距離が6〜7cmほどの距離でピントが合いました。後者はかなりガッツリ寄れます。質感に若干ザラつきがあるものの、マクロ撮影ならiPhone15 Pro Maxでも問題なさそう。(もっとも、マクロ機能は使う機会が多くないのですが…)
次は被写体をモビルスーツアンサンブルのシャア専用ズゴックに変えてみます。
こちらはiPhoneでも綺麗に写りました。
ただ、やはりXiaomi 15 Ultraの方が表面の細かな質感を拾えています。それとiPhoneはどうしても暗くなりがち。
気になったのが両者とも胴体の色が本来のピンクでなく、ガルマ・ザビ専用機のようなオレンジになっている点です。


撮影を楽しくするアクセサリ
Xiaomi 15 Ultraにはカメラ撮影に特化したアクセサリとして「Xiaomi 15 Ultra Photography Kit Legend Edition」が用意されています。


ただ、模型撮影時にはクリップや三脚で固定して撮るシチュエーションが多いので、模型撮影のみの用途であればこのアクセサリを買う必要性は薄いです。スナップ撮影時には結構便利です。ただ、シャッターボタンを半押ししたらオートフォーカスするんですが、その精度があまり良くないのがマイナスポイント。
定価は税込19,980円ですが、たまにキャンペーン期間内に購入した人に無料でプレゼントしてくれるので、気になっている人はそのタイミングを待ってみても良いかもしれませんね。かく言う私も無料プレゼントでもらったクチです。
まとめですが、Xiaomi 15 Ultraは導入の満足感が非常に高い機種でした。
ただ、カメラが非常に大きく重心が上半分に偏っているため若干持ち方に工夫がいるなど、あくまでスマホ機能があるカメラくらいの捉え方をした方がいいのかなと思います。
興味を持ってすぐに欲しい!と思った方でもまずは家電量販店などで実機に触れてみることをおすすめします。
とはいえ、いちカメラとして非常に魅力的な機種なのでスマホ更新をお考えの方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。(投稿日時点ではAmazonで12%のポイント還元があるみたいです)
また、後継機「Xiaomi 17 Ultra」がまもなく発表されるみたいです。日本での発売は未定ですが、こちらを待つのもありかもですね。
それでは楽しい模型ライフを!

